インテリアマノアさん主催の室礼セミナー&ワークショップへ行ってきました。
以前にも参加させていただき、日本古来からある風習を学びつつ、現代の生活にうまく取り入れられるように教えてくださいます。
今回は少し早いですが、「七夕」です。
日本古来の「棚機津女」、中国伝来の「二星伝説」、そこから生まれた宮中での「乞巧奠」が習合し、各地の七夕の習慣が生まれていったそうです。
なかなか難しいですが、一つの事象ではなくいろいろな事柄が重なり交じり合って現在の形になったということがわかりました。身分の違いによって供えるものが変わったり、地域によってはその土地のその時期に行われていたこととリンクさせて新しい形になったりと様々です。またそこに願いなども込められているというなんとも複雑かつ日本的な感じもします。
ワークショップでは七夕飾りを作成しました。久しぶりに紙を切ったり折ったりとシンプルですが楽しい時間です。彦星織姫に見立てた人型の飾りを2パターン教えていただきました。一つは山梨に伝わるという白い吹き流しのようなタイプのもの。もう一つは姫路に伝わるという着物を着たタイプのものです。どちらもあまりお目にかかることはないのですが、なんとなく懐かしい印象です。山梨のものは七夕を過ぎるとお留守居さんといって泥棒除けとして飾っていたそうです。知らないことばかりです。
知っていること知らなかったこと、それらがなんとなく自分の頭の中でつながっていくのは面白いですし、自然と背筋が伸びるワークショップでした。
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